2018/01/15 ムーミン本当にとばっちりが可哀想
センター試験地理Bのムーミン関連問題に対する大阪大学大学院言語文化研究科スウェーデン語研究室の見解を、以下の外国語学部スウェーデン語専攻のホームページに公開しました。この問題を考える参考意見のひとつとして、どうぞご覧ください。https://t.co/dkbMOc3SGv
— 古谷大輔 (@daisuke_furuya) 2018年1月15日
センター試験というとこういう話題は付き物です
風物詩感覚ですが受験生は堪ったものではないでしょうけど
この問題は「ムーミンの舞台がフィンランドである」という回答を導き出すために情報を精査するということができるかという出題意図なんだと思います、多分。違ったらごめんなさい
ですが、1つ間違いがあって「ムーミンの元ネタはフィンランドかもしれないが、実際の舞台はムーミン谷である」というわけです
苺ましまろ(数年ぶりに新刊が出ました)の舞台は静岡県浜松市ですし、モデルも静岡県浜松市です
しかし、けいおん!はアニメ化に際し、京都市辺りを中心にモデル化してはいますが、舞台は明記されていません
要は、作品の舞台とそれの元ネタとなる聖地は必ずしも一致しないわけです
ややこしいっちゃややこしいんですが、最近のアニメやら漫画に関してはよくある話です
この部分から、正規の回答を導き出すことができなくなるという点から『ムーミンはフィンランド語で書かれている』という間違ったイメージの流布をセンター試験が牽引しているという社会問題につながっていく可能性を危惧するというお話なわけみたいです
「ムーミンの舞台!?知らんがな…」でパニックに陥りそうだなーというのが第一印象ですが、小さいながらも引き起こしてはいけない問題を抱えた設問になってしまっていたというわけですね